10倍粥で離乳食デビューを飾った後、次に待っているのが野菜のペーストづくりです。
1つ1つの野菜を湯がいて裏ごし…というのはなかなか時間も手間もかかるもの。
そこでおすすめしたいのが、100円ショップで販売しているお茶だしパックを使った野菜ペーストづくりです。
ズボラな私がよく行っているこの方法は、野菜だしを取りたい方にもおすすめ♪
それでは早速手順を解説していきましょう。
お茶だしパックを使った離乳食の作り方
今回使用するのはセリアのお茶だしパック(税抜100円)。
別に同じ商品じゃなくても問題ありませんが、できれば大きいサイズを選んだ方がつくりやすくておすすめです。
それと、今回紹介する調理方法は炊飯器必須です!
電気炊飯器またはIH炊飯器をご活用ください。
野菜ペーストの作り方
まずは離乳食にする野菜を用意しましょう。
今回は人参・かぼちゃ・キャベツ・いんげん・たまねぎ、そしてミックスベジタブルを用意してみました。
それぞれの野菜を1~2cm程の角切りにしていきます。
(火が通りやすい野菜はもう少し大きくカットしても大丈夫です。)
角切りした野菜をお茶だしパックへイン。
あまり詰め込みすぎるとフタが閉まらない&取り出すときに熱くて大変なので注意してください。
中身が飛び出ないようにフタをかぶせます。
カット野菜を入れたお茶だしパックを炊飯器に並べ、水を入れます。
水はお茶だしパックが隠れるぐらいでOK(割と適当です)。
後は炊飯器のスイッチを入れます。
私は通常モードで炊いて、適当な時間でスイッチを切っていますが、ほったらかしにしておきたい方はおかゆモードなどで炊飯するといいかもしれません。
出来上がったら野菜をお茶だしパックから取り出します。
なお、画像で使用しているのはダイソーのおかゆカップ(税抜100円)です。
普段は離乳食のお粥をつくるときに使っていますが、おかゆカップは野菜をすりつぶすときにも便利♪
1個持っておくと離乳食の時期は重宝しますよ。
おかゆカップの使い方に関しては以下の記事にまとめてあります。
離乳食づくりの参考にして頂けると幸いです。

月齢に合わせて硬さを調整しながらすりつぶしていきます。
ゴックン期である離乳食初期(5~6ヶ月)は、すりつぶした後に水を加えてとろみをつけた方が食べやすいです。
モグモグ期の離乳食中期(7~8か月)に入ったら、舌でつぶせる程度の硬さになるようにつぶしましょう。
カミカミ期の9~11ヵ月は歯ぐきでつぶせる硬さが目安となるので、すりつぶす必要はありませんが、野菜のサイズが大きい場合はさらに細かく切ってあげることが必要です。
出来た野菜ペーストを保存容器に入れて完成!
あとは食べさせるときに電子レンジで加熱すればOKです。

ちなみに我が家ではダイソーの離乳食小分けパック(税抜100円)を使っています。
冷凍OK、電子レンジにも対応しているのですごく便利です。
しかも洗って繰り返し使うことも可能♪
外出用の離乳食づくりにもぴったりなので、こちらの商品もかなりおすすめです!
野菜だしの取り方&保存方法
炊飯器の中に残った残りの汁は、野菜の旨味がぎっしり!
再加熱したり、こしたりする必要は特にありません。
我が家ではそれをそのまま野菜だしとして活用しています。
製氷機または離乳食ストック容器に入れて冷凍すれば、いつでも使える野菜だしキューブに。
野菜がゆ・野菜スープ・とろみづけの水分に・風味づけとしてなど、色々な料理に活用できるので、捨ててしまうのは勿体ないです!
炊飯器で離乳食をつくる際は是非こちらの野菜だしも活用していきましょう。
お茶だしパック離乳食をつくるときの注意点
お茶だしパックを使って離乳食をつくる際に注意しておきたいポイントをいくつかご紹介します。
野菜の皮は剥く
離乳食が始まる頃の赤ちゃんは、まだ消化器官が未発達です。
そのため、野菜や果物を与える場合は繊維が含まれている部分を取り除くことが必要です。
人参やじゃがいもはもちろんですが、かぼちゃなどもできれば皮を剥いたほうが◎
りんごや洋ナシなど、そのまますりおろして使うものは、農薬や防腐剤の心配があるためしっかり水で洗い流しましょう。
灰汁が強い野菜は控える
野菜のだしを取るときは、極力灰汁が出ない野菜を使うことがポイントです。
灰汁は野菜が外敵から身を守るための毒のようなもの。
愛する我が子が口にするものと考えれば、やはり避けておきたいところです。
ですから、もし灰汁が出る野菜も一緒に炊飯するときは、必ず灰汁抜きを行ってください。
灰汁抜きが必要な野菜は以下の通りです。
※ほうれん草やなすなど、今回紹介した離乳食づくりに適していない野菜も入っています
灰汁抜きが必要な野菜(一例) | 灰汁抜き方法 |
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ほうれん草 | 鍋にたっぷりのお湯をわかし、塩をひとつまみ入れて根元から茹でる。茹で上がったら冷水につけて灰汁を抜く。 |
じゃがいも・さつまいも | 皮をむいたら水に5~10分程度さらす。 |
なす | 水に10分程度さらす。きれいな色を保ちたい場合はひとつまみの塩を入れた食塩水での灰汁抜きがおすすめ。 |
大根 | 鍋に米のとぎ汁を入れて茹でる。 |
ごぼう | 水全体に対し、1/3程度酢を入れて酢水をつくる。皮を剥いてささがきにしたごぼうを酢水に10分程度浸す。 |
アスパラガス | 鍋で沸騰させたお湯にひとつまみの塩とレモンの輪切りを入れて一緒に茹でる。 |
夏場につくるときは衛生面に注意
気温が高い夏場の離乳食づくりは普段以上に衛生面に気をつけて離乳食づくりをすすめる必要があります。
野菜を入れたお茶だしパックを炊飯器に長い時間入れておくと、雑菌が繁殖して衛生的によろしくないため、なるべくなら予約機能を使わずに加熱することをおすすめします。
もちろん、炊きあがったあとも早めにすりつぶして処理してくださいね。
ペーストが面倒な場合はブレンダーを使うのが手っ取り早くおすすめです。
私はブラウンのハンドブレンダーを使って離乳食づくりを時短していますよ♪
野菜のペーストづくりが大変な時には
お茶出しパックで作ることができる野菜のペーストには限りがあります。
例えば…
- トマトやオクラなど種を取り除かなくはいけない野菜
- とうもろこしやグリーンピースなど、薄皮を取り除かなくてはいけない野菜
こういった野菜はお茶出しパックに入れて茹でても、その後の処理が大変です。
そこでおすすめしたいのが、下ごしらえ不要ですぐに離乳食ができる「Mi+ (ミタス)」です。
「Mi+(ミタス)」なら栄養満点の野菜ペーストで安心♪
ミタスはお子様の月齢に合わせた食材が定期的に届けられるサービスです。
パーソナル型なので、アレルギーや好き嫌いがあっても問題なし!
きちんと一人一人に合わせた食材が届けられるので、安心して召し上がることができます。
なお、これまでのミタスは主に野菜ペーストを提供していましたが、今後はリニューアルに伴い月齢に合わせた固さ・大きさの離乳食が新たに提供されるそうです。
栄養面も栄養士・小児科医が監修しているので、信頼性も抜群♪
ご自身で作った離乳食に加えれば、さらに栄養満点の食事が完成すること間違いありません!

一流シェフが子供の食べやすい味を追求して作っているので、いつも離乳食の食いつきが悪いお子様もパクパク食べてくれるかも!?
たくさんの素材に慣れさせたいママにもおすすめのサービスです。
最後に
我が家ではもともと離乳食づくりをあまりしていませんでした。
頻繁に食べさせていたのは、和光堂のドライフード離乳食。
ひとさじ分のキューブが3つ入っていて、1つ100円前後で買うことができます。
最初はこれで全然問題なく補えたんですが、やはり成長するにつれて食べる量も増えてくるんですよね。
そうなると、食費が結構かかってきてしまうわけです。
ということで、節約のためにお茶だしパックでの離乳食づくりを始めたのですが、今ではすっかりこの方法で何日分もの離乳食ストックが作れています。
ただ、ほうれん草やとうもろこしなどは市販の方が断然おすすめです!(笑)
あく抜き処理をしなくてはいけない野菜や、裏ごしが必要な野菜以外であれば簡単に離乳食ができますので、みなさまも是非試してみてくださいね。