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子供の好き嫌いを克服する方法4選!赤ちゃんの離乳食拒否にも

子供の好き嫌いを克服する方法4選!赤ちゃんの離乳食拒否にも

「ちゃんと食べなきゃ大きくなれないよ!」

「頑張って食べてみよう」

「おいしいから一口だけでも食べてみて」

いつもお子様に向かってそんな言葉を発してはいませんか?

結論から言いますが、苦手な食べ物を無理やり食べさせても好き嫌いは克服できません。

大事なのは、食べてみようという意欲を引き出すということ。

そこで今回は、子供の好き嫌いを克服する(=食べてみようという意欲を引き出す)おすすめの方法を紹介していきます。

目次

子供の「食べてみようかな?」を引き出す4つのアイデア

子供 好き嫌い 克服方法

前述の通り、子供に苦手なものを食べるように強要するのはおすすめできません。

苦手な食べ物を克服させるときは、本人のチャレンジ意欲を引き出してあげることが重要。

ここではそんな意欲を引き出す4つのアイデアをご紹介していきます。

その1.空腹時を狙って食事をさせる

苦手な食べ物を克服させるためには、空腹時を狙って食事をさせることが一番のポイントです。

空腹時は食欲が増すため、苦手なものでも食べてくれる可能性が高くなります。

「もう少しでご飯ができるからね~」と言いつつ、苦手なものを先に食卓に出しておくと、案外食べてくれるかもしれません。

もちろん、必ずしも食べてくれるというわけではありませんが、効果は期待できるので、試してみる価値はありますよ♪

夕食のタイミングでお腹を空かせておきたいのであれば、保育園や小学校から帰ってきた後に食べるお菓子・ジュースの量を調整しておくことも重要です。

その2.苦手な食べ物を積極的に食卓に出す

どうせ食べないから…と、子供の苦手なものを食卓に出さないのはかえって逆効果!

苦手な食べ物に対する嫌悪感をなくすためには、その食材をあえて食卓に出すほうが効果的です。

本人が食べなくても、家族がおいしそうに食べている様子を見たり、食材に触れたりすることで、次第に「食べてみようかな?」という意欲を引き出すことができます。

また、食わず嫌いの食材がある場合も同様の方法がおすすめ。

なぜならば、子供の食わず嫌いは新奇性恐怖(初めて見る食べ物に対して恐怖心や警戒心を抱くこと)からきていることが多いからです。

初めて目にする食材でも、親や兄弟がおいしそうに食べている姿を見れば、子供の恐怖心や警戒心をすぐに和らげることができます。

その3.食感や味を変えてみる

苦手なものを食卓に頻繁に出す場合は、食感や味に変化をつけてあげることも大切です。

特に離乳食を食べている赤ちゃんの場合は、食感が原因で好き嫌いをするケースが多いため、やわらかさを変えるだけで苦手なものが食べられるようになることも。

独特な味があるものは調味料で味を変えたり、細かく刻んで味が主張されないように工夫したりしてみるといいでしょう。

その4.楽しく食事ができる環境をつくる

子供の好き嫌いを無理に克服しようとすると、本人にとっては嫌な思い出として残ってしまい、大人になってもその食材を食べられなくなる可能性が高くなります。

苦手な食べ物を克服させるためには、楽しい食経験の思い出をつくることが大事です。

一番簡単な方法としては、子供にお手伝いをさせて食材に親近感を抱かせることがおすすめ。

例えば、スーパーに行った際に「どれが一番おいしいかな?」と聞いて子供に食材を選ばせたり、調理時に「この食材を洗うのを手伝って!」「一緒にちぎってほしいな」とお手伝いをお願いしたりするだけでも、食材に対して親近感を抱くことができます。

さらにこういった経験を通して、「○○(子供)が選んでくれたこの△△(食材)、すごくおいしい!」「お手伝いしてもらった△△、いつもよりおいしいよ」と言ってあげれば、子供は嬉しくなって苦手なものを食べてくれるかもしれません。

なべび
なべび

もし食べたときは、思いっきり褒めてあげましょう。

褒められる=嬉しい思い出ができれば、子供の「もっと頑張って食べてみよう」という意欲をもっと引き出せるはずです♪

子供の好き嫌いが多い理由とは

大抵の子供は、酸味や苦味のある食材を食べないことが多いですよね。

実はそういった食材を好き嫌いしてしまうのは、子供の味蕾が深く関係しているってご存知でしたか。

味蕾の数で味覚が違う

子供 味蕾 数

味蕾とは舌の表面にある、味を察知するセンサーのような役割を果たしている器官のことです。

人間は味蕾を通じて甘み・塩味・酸味・苦味・うま味の5種類を察知しています。

大人に対して子供が酸味や苦味のある食材を嫌うのは、この味蕾の数が多く、味覚が敏感になっているからです。

味蕾は生後3ヵ月から少しずつ増え始め、12歳頃にピークを迎えると徐々に数が減少すると言われています。

子供は酸味や苦味のある食べ物を危険なものと本能的に捉えてしまうため、小さい頃はどうしても好き嫌いが多くなってしまうんですね。

一方、大人になると味蕾の数はピーク時の半分以下になるため、食材の味に関して感覚が鈍くなります。

「小さい頃に食べられなかったものが、大人になって食べられるようになった」というのは、こういった背景があるから。

従って、小さい頃に苦手なものがあっても、無理に食べさせなくてOK!

放っておいても子供は成長するにつれて苦手な食材が減っていきます。

最後に

子供の好き嫌い問題って一度は頭を抱えてしまいますよね。

私も以前は赤ちゃんが離乳食を全く食べなかった時期があり、悩んでしまったことがあります。

しかし、栄養士の友人に相談したら「その食材1つが食べられないだけで病気にかかるということはないし、それだけからしか摂れない栄養なんてない!」と言われ、気持ちがかなり楽になりました。

子供の好き嫌いはできれば解決したいですが、どうしても食べられないものは無理に食べさせなくて良いと思っています。

食育に大事なことは「食を楽しむこと」ですから、まずは食べてみようかなというチャレンジ意欲を引き出すことから始めてみてはいかがでしょうか。

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