今も昔も愛され続けている大人気の絵本「いないいないばあ」。
みなさんも子供の頃、読み聞かせをしてもらった経験があるのではないでしょうか。
「赤ちゃんが笑ってくれる!」という口コミが見られる一方、一部では「絵が怖い」「子供が泣く」との声も。
果たして実際のところはどうなのか、4ヵ月の息子に読み聞かせしてみた感想をお伝えします!
絵本「いないいないばあ」とは
文:松谷 みよ子
絵:瀬川 康男
出版社:童心社
対象年齢:0歳~
価格:700円(税別)
判型:B5変型判/サイズ:21×18.6cm
この絵本のあらすじは、ネコやクマなど4種類の動物と人間の子供がページをめくるたび、順番に「いないいないばあ」をしていくお話です。
0歳児~を対象をしているので、読み聞かせをするなら視覚が発達してくる4ヵ月頃からでもOK♪
現に、いないいないばあは赤ちゃんのファーストブックとして根強い人気を誇っています。
発行部数は何と660万部以上!
1967年の4月15日に初版が発行され、その後1981年、1981年、2018年にも発行されています。
まさに日本で一番売れている絵本と言われているだけありますね。
絵本「いないいないばあ」を読んでみた
我が子にとってもファーストブックの「いないいないばあ」。
どんな反応を見せてくれるのか、実際に読み聞かせしてみました。
初めて読み聞かせしたときの子供の反応は?
最初に読み聞かせをしたのは息子が生後4ヵ月に入り間もない頃、図書館にて。
支援センターのスタッフさんが読み聞かせをしてくれました。
息子の反応は…
絵本そっちのけで若干グズリ顔!
初めての絵本でしたが全く興味を示してくれませんでした(笑)
読み聞かせを繰り返していたら興味を示すように
その後、自宅で再度「いないいないばあ」を読み聞かせ。
今度は少し食い入るように絵本を見てくれました。
ただ途中から飽きてしまったのか、またしてもそっぽを向いてしまいました。
このときは笑うことも泣くこともなく、特に変化なし。
そして5ヵ月に入り、再度読み聞かせをすると、今度はじーっと見てくれるようになりました。
まあ一切笑ってはくれないんですけどね…(苦笑)
絵本ではなく実際に「いないいないばあ」とあやすととても笑ってくれますが、絵本というものをまだ認識していない息子。
しかし、段々と絵本に対する反応が変わってきたので、この先どのように変わっていくのか楽しみです。
ついに読み聞かせをすると喜ぶまでに成長
その後は絵本「いないいないばあ」を含め、色々な絵本を読み聞かせしていました。
生後7ヵ月~8ヵ月の頃でしょうか。
ついに読み聞かせで笑ってくれるように!
絵本を出すと、ページをめくろうとしたり、絵をバンバン叩いたり、ニコニコと喜んだ反応を示していました。
絵本「いないいないばあ」の口コミ
「いないいないばあ」はぱっちりとしたおめめの動物が印象的なので、中には絵を見て泣いてしまう子もいるのだとか。
ただ、多くのご家庭では
- 赤ちゃんがニコニコと笑ってくれた!
- めくる前から「ばあ!」と楽しそうに言ってくる
- ページをめくるときに子供がわくわくしてくれる
- 読み終わってすぐ「もう一回読んで!」とせがまれることも
- 2歳の子供がまだこの絵本を「読んで」と持ってくるときがある
などなど、「いないいないばあ」を高く評価しているようです♪
「いないいないばあ」で泣いてしまうときは
我が家でもいないいないばあを読んで、子供が泣くことは一切ありませんでした。
もちろん各ご家庭で反応は異なると思いますが、お子様が泣いてしまう場合は少し時間をおいて再度読み聞かせすると良いかもしれませんね。
個人的には低月齢のうちから読み聞かせをするのがおすすめ。
イラストに対して「怖い」という感情が生まれる前から読み聞かせをすると、比較的抵抗が少ないかと思います。
とはいえ、泣いている子供に無理に見せる必要はありませんから、様子を見ながら読み聞かせを行っていきましょう。
松谷みよ子さんシリーズの絵本を読んでみよう
「いないいないばあ」の著者である松谷みよ子さんといえば、児童文学作家として大変有名な方です。
特に乳児や幼児向けの絵本は、どれもこれも有名なものばかり。
シンプルな作品が多く、ファーストブックに最適な絵本がたくさんありますから、是非「いないいないばあ」以外の絵本も読み聞かせしてみてはいかがでしょう。
最後に、私が図書館で見つけて「これ今度読ませてあげよう♪」と思った松谷みよ子さんの絵本を紹介致します。
もうねんね
文:松谷 みよ子
絵:東光寺 啓
出版社:童心社
対象年齢:0歳~
価格:700円(税別)
判型:B5変型判/サイズ:21×18.6cm
生まれたばかりの頃に比べて睡眠時間が少なくなってきた息子。
時には夜8時を過ぎてもなかなか眠らず、ぐずぐずしていることも。
そんなときに読み聞かせしたいと思ったのが、眠そうな表情のわんちゃんやねこちゃんが出てくる「もうねんね」です。
「いないいないばあ」とは打って変わり、やさしい色合いが気持ちを穏やかにしてくれます。
子供の入眠にピッタリかも!?
のせてのせて
文:松谷 みよ子
絵:瀬川 康男
出版社:童心社
対象年齢:0歳~
価格:700円(税別)
判型:B5変型判/サイズ:21×18.6cm
主人公・まこちゃんの自動車がお友達を乗せながら走る絵本です。
うさぎさんやくまさんを乗せてドライブする様子が描かれています♪
『ブブー』『びゅーん』など、我が子が好きそうな響きの単語が並んでいるのが印象的でした。
「いないいないばあ」や「もうねんね」より文字が少し多くなりますが、それでもシンプルなので6ヶ月過ぎぐらいからは読めそうです。
同じ言葉を繰り返す文章もリズムが合って楽しいので、今度本人に読み聞かせしてあげたいと思います。
最後に
絵本の読み聞かせは抑揚をあまりつけず、ハッキリと発音して読むのが良いとされています。
しかし「いないいないばあ」の場合は、思いっきり抑揚をつけて読んであげた方が喜ぶ赤ちゃんが多いんじゃないかな?と感じました。
また「いないいないばあ」は、あやすのが少し気恥しいパパにもピッタリの絵本です♪
赤ちゃんと触れ合うコミュニケーションツールにもなりますから、是非ファーストブックや出産祝いに選んでみてはいかがでしょうか。